夢に思い描いてきた職業につこうと意志を貫き通して就職するという人は、特に女性に多く見かけられます。女性は男性に比べて就職の難しさを意識せざるを得ない面があり、比較的若いうちから現実的に将来の職業を考えることが多いためです。両親が娘のことを思いやり、将来の夢を考えさせるように諭すこともよくあります。そういったこともあり、将来の職業に対して意識が高い人が女性には多いのです。そういった意志を若いうちから持っていれば、計画的に就職を目指せます。そのようなことから、資格を取得したり有利になる技術や経験などを身につけていったりすることができるのです。そのため、高校や大学・専門学校などへの進学についても、それほど悩むことなく一直線に進むことができます。最終的にも、就職に成功する人が多いのが特徴です。しかし、実際に仕事をしてみて思い悩む人も多いというのも、また特徴となっています。若い頃に思い描いていたその職業へのイメージと、現実の仕事の内容にギャップがあるということが稀ではないのが、その原因です。若い人向けに書かれた職業の紹介では、現実とはかけ離れていなくとも、ある一部の良い面しか見せていないことがよくあります。それに憧れて仕事を決めてしまった場合、実際に職場で働いてみると、そのストーリーの中に描かれていなかった負の面が見えてきてしまいがちになるでしょう。ずっと夢に思い描いてきた仕事だからこそ、それが大きなマイナス面に感じられてしまいがちなのです。就職前には、現実の仕事の実態を見直すということも大切となります。